COLORS COFFEEでは、コーヒーの味わいの源は「どこで、誰が、どのように育てたか」にあると考えております。
標高、気候、土壌、品種、精製方法──それらすべてが複雑に重なり合って、ひとつのロットの個性を形づくります。
だからこそ、産地への敬意はすべての出発点と考えております。
産地から届く豆は、そのままでも完成された素材ですが、焙煎という工程を通じてはじめて香りや甘みが開きます。
COLORS COFFEEでは、そこに手を加える上で産地の表情やストーリーを損なわないことを何より大切にしております。
焙煎や管理の調整においても、「味を変える」のではなく「素材を引き出す」ための判断を重要視しております。
各豆の扱い方にマニュアルはなく、その都度対話するように火を入れ、香りを見極め、最も自然なバランスを探っていきます。
そこでは、シンプルな再現性よりも、素材と向き合う緊張感と柔軟さが求められます。
仕上がったコーヒーの背景には、多くの人の手と、自然と、積み重ねてきた知識と想いがあります。
私たちはそういった背景のバトンをお客様にお渡しすることを大切に考え、焙煎、加工、出荷まで、あらゆる工程に責任をもって取り組ませていただきます。